プレイキションはちどり小学校を後にして周辺の村をお散歩。未舗装の赤土の道にヤシの木や田んぼがどこまでも続くザ*カンボジア!な風景。おもむろに校長先生がトラクターで出かける姿、和みました~。村の交通手段はトラクター!?驚きますが村では当たり前の光景なんです
村を散策していると新築の素敵な家屋に遭遇します。しかし、策は閉まったまま。シェムリアップとタイとの国境の町ポイペトとの中間に位置するプレイキション村では、タイへ出稼ぎにでかける人たちが後を絶ちません。子どもを連れて家族総出で出かけてしまうこともままあることなのだそうです。出稼ぎにでる度に子どもたちの教育は中断し、ドロップアウトをしてしまう原因のひとつにもなっています。 村の現況を目の当たりにしながら歩きます。あるお宅では井戸汲みに挑戦! 簡単!かと思いきやこれがなかなか難しい…。バケツ一杯汲むのも至難の業。 結果、4分の1ほどしか汲むことができず苦笑いの図。
小学校から徒歩5分ほどで到着したのは、広い敷地には最近新設したばかり…という新しいプロジェクトをはじめるための工房。
洋館を思わせるレンガ造りの素敵な建物
工房の2階では、コーという樹木になる実の中に入った綿(わた)を原料に井戸水と混ぜて練ったものを漉いて造られる"オークンコー”と呼ばれる和紙のような素材のペーパーをつかってピアスづくり。
とても細かい作業に驚きました。以前、購入したピアスの記事はコチラ! ↓↓クリック↓↓
さて、”オークンコー”とは何ぞや。カンボジアの人たちは枕や布団の中に入れる綿としてコーを使います。ふわふわの綿が気持ちいい!
これが樹木の実の中に隠れているなんて、自然はなんて素晴らしいのでしょう!下の写真は実。黒い胡椒のような種をとったものが上の写真です。 はじめにこれを発見した人、すごいな・・・。私は日本で見たことがないですが、コーは日本にも生息している樹木なのでしょうか。 この綿に井戸水を混ぜて練ったものを刻んで和紙の要領で紙を漉きます。まさしく職人の為せる業です。
体験させていただきましたが、めちゃくちゃ難しい!一度も成功できませんでした。残念・・・。 簡単には習得できない紙漉きをしっかり自分のものにしているはちどりスタッフさん、素晴らしいです。 気の遠くなるような作業で、1日50枚できるかどうか…。工房で紙を漉く体験をさせていただくと、オークンコーを持ち帰りたくなりますよね。コーに感謝の気持ちを込めて”オークン(ありがとう)コー”素敵なネーミングの紙です。 シェムリアップ市内のレストランお土産店、またはホームページのネット販売でゲットできます。ツアーで訪問するレストランSaijuさん、雑貨店HariHaraさんでも購入可能です。
プレイキション村に小学校ができる原点となった家屋
工房見学の最後に、プレイキションはちどり小学校ができるきっかけとなった家屋を宮手さんに紹介していただきました。内戦時代に村が焼かれ、教育が途絶えていたプレイキション村。村民たちがお金を出し合ってはじめた軒下のフリースクール。村に学校が欲しい!子どもたちに教育を与えたい!という村人たちの熱心な姿に衝撃を受け、小学校を建てることを決めた…と宮手さんが話してくださいました。
3回に分けて綴らせていただきましたが、百聞は一見に如かず!実際に訪れてみなければ本当のところはわかりません!ご興味を抱かれた皆さま、ぜひ足を運んでみてください。
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