2020年元日よりバイヨン中央祠堂が立入禁止となりました。クメールの微笑みを間近で見学することができないのは残念ですが、修復を目的とする措置ゆえ致し方ないです…。そこで、バイヨンをよりおもしろく見学するコースを紹介しまス。
ひとっ子ひとり写り込んでいないバイヨン全景
バイヨンの第一回廊を見学する前に、まずは、バイヨンハットを訪れてみましょう。※バイヨンハットはバイヨン遺跡修復事業を進めるJSTさんがつくった広報施設で、バイヨン寺院脇にあります。
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バイヨンハットでは、如何にして遺跡がつくられたのか、想像を掻き立てられる展示がたくさんあります。

石を引いたり持ち上げたりする道具(当時のモノを復元)
第1回廊は言わずもがな進軍や水上戦の様子や庶民の暮らしのレリーフが壁面いっぱいに彫られています。この記事ではそこは省きまして、第2回廊へ。
バイヨンハットで見学した道具と遺跡づくりの様子が描かれています。
俄かに信じられませんが、やはり人力で造られた建物なんですな…。
バイヨン寺院を建立したのはヒンズー教も仏教もどちらも取り入れようとしたジャヤバルマン7世ですが、その後に即位したジャヤバルマン8世はヒンズー教のみを信仰しました。ゆえに、第2回廊には仏教的なレリーフだけでなく、ヒンズーの神々も彫り込まれています。
師匠とか尊敬すべき長老を表したレリーフ。ヒンズー教の創造神と云われるビシュヌ神の姿も。
☆おまけ☆
諸説ありますが、ノミ取りをする様子が描かれているとも云われる第1回廊のレリーフ。
遺跡に遊びに来たモンキーたちがノミ取りをしていて、癒し。気持ちよさげ~。
暑い中ガイドブックを片手に悶々と見学するよりも、遺跡ガイドとともに当時の様子を詳しく想像(妄想)しながら見学するのがお薦め!
コロナウィルス感染拡大の影響で、シェムリアップに着陸する航空会社がものすごく減りました。いえ、ほぼなくなりました。カンボジアは日本人の入国規制は設けていませんが、周辺諸国では一時的に日本人が入国できなくなっています。世界的なパニックが収束することを願ってやみません。アンコール遺跡は逃げません。観光客を迎える壮大な世界遺産であり、クメールの人々を護る偉大なる信仰の場です。皆さんがカンボジアに戻って来られるようクメールの地でお祈りします。
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